鍵の音 もう使うなよ ダメ文字「ポ」
剛田武ベスト『おれはジャイアン』 ―― すべての再生装置で正常に再生可能であることを保証するものではありません。このメディアをパソコンで再生するとドライブに傷がついたりスピーカーのコーン紙が破れる場合があります。ご了承のうえお買い求めください。
わたしはプレーヤーXでは再生できない……前衛的な題名のCDですね。作者はジョン・ケージ? それともホフスタッターかな。
そんな高級なものでは、ないみたいだよ。
絶対安全剃刀・絶対安全黙示録……安全性抜群、切れないナイフ! このナイフの刃は絶対に何も切れないようになっているので、非行少年に持たせても安心。このナイフが普及すれば、社会からナイフ少年による傷害事件をなくすことができる画期的な新発明です!
メディア規制法と併用すればさらに安心や。
このメモは、2002年5月にZEROPAIDに投稿されたZeropaid Interview: Ian Clarke全文の要約です。Hey I had some time to check up with founder of Freenet and Uprizer, Ian Clarke. Read how Ian is defending our privacy and helping P2P development.
(Freenet と Uprizerの設計者Ian Clarkeにインタビューしたよ。Ian がプライバシーやP2Pの発展についてどう考えているか読んでみて)という前書きにつづく一問一答形式です。
【 きょうから使える 】 はじめての Freenet for Windows(どのリンク先も同内容です)
我们对中国不存偏见。我们想学习关于宣传。这篇文章是教育的。
Нам не наносят ущерб против России. Мы хотим учиться о пропаганде. Эта образовательная.
We are not prejudiced against any areas. We just want to study about propaganda. This article is educational.
この記事は知的考察により自分をかえりみるものであり、 特定の地域への偏見を助長する意図では、ありません。
きょうは「中国のプロパガンダ・ポスター」博物館を
第一は、リンク先のサイトの解説、解釈が正しいかどうかは無保証ってこと。これは当然ですね。ウェブ上のすべての情報は無保証、発信側は無責任(かもしれないので)、読者側の自己責任で利用するのが大原則っす。
第二……日本地域の住民のなかには、中国地域の住民をばかにしたい、みくだしたい、さげすみたい、という根強い力動があるように思います。これは単なる推測ですが(あくまで想像)、中国の住民に対する歴史上の罪悪感みたいのがあって、その関連で、「あの連中をしいたげたのは、それほど悪くない。なぜなら対等の相手でないからだ」みたいな意識・無意識の合理化みたいなのが働いてるのかなぁ、って気がすることもあります。てか、それだけじゃないでしょうし、理由はどうでもいいのですが、いずれにせよ「プロパガンダ」だけを抽象的にクールな目で見るときの「笑い」と、具体的な国や地域に対する根拠のあいまいな先入観は別物ってことっす。そういう意味では、「OH!スーパーミルクチャン」の「我が国の軍事力は世界一」は見事に透明におかしさだけが抽象化されている好例でしょう(引用画像参照)。
左「Oh!スーパーミルクチャン」より(部分)、右は中国のポスターより(部分)
だって「我が国」っていうのが具体的にどの国なのか?ということは、抽象化されていて、べつにどの国をネタに笑う、でもないっすからね(まぁ「大統領」がいるっていうのは、ある程度、深読みの余地もなくはないですが、これも抽象的な「大統領」、単にいちばん偉い人という意味にとるべきでしょう)。
画像左のミルクチャンの「プロモーションビデオ」がだれをバカにするでもなく抽象的な意味でおもしろいのと同じように、右の中国プロパガンダも「プロパガンダ」そのものだけを対象としてごらんください。ここぞとばかりに中国をばかにしまくったり、そういう自分のなかのコンプレックスの裏返しであるような、低きにつく笑い方をしないでほしいとこそ思われ。相手が中国だからどうこう、というより、こういう「真剣さ」は、ある面、共感できるような、それでいて反感を覚えるような、対外的な「みえ」や「
未来の読者のためのメモ: 21世紀初めごろの日本地域の住民のあいだでは、「有名」な学校に所属すること、「有名」な人と知り合いであることを「誇り」(ある種のプラスの自己評価)と考えたり、「国」と呼ばれた物理層の地理的な所属集団の「誇り」と自分の「誇り」を同一視することが、しばしば行われていました。しかしこのような自己評価は、すでにイントリンシック(内在的)なものというより、対外的なものであり、多くの人は「これは自慢になるけど、しかし本当には心が満たされない」と多かれ少なかれ気づいていました。
国や主張は違うでしょうが、このポスターの力強いタッチ、国土建設への強い意志は、自民党党歌「われら」のひびきと合わないわけでもないように思います。
http://www.jimin.jp/jimin/sound/warera.ra
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/t_touka.html
ていうか...笑顔がまぶしいぞ。
Те же годы, да разные погоды(意訳: 「ところ変われば何とやら」)
Stalin Era Posters より。大きな画像でごらんください。歴史的興味もさることながら。1948年→1949年と読めます。むかって左側が「アメリカ」で一年でマイナス22%の下降だそうで寒そうです(笑) 右側が「ソビエト連邦」だそうで +20% で輝いてます。これが愛国戦隊よりある意味おもしろいのはギャグじゃなくて、このポスター作成当時においては大まじめだってことすね。アメリカ人の顔がなんともいやらしく不健康にえがかれてる点、アメリカ人の指に貴金属っぽい「指輪」が2つもはまっている点など、じつに味わいぶかいプロパガンダ。人の振りみて我が振り直せ(ってどういう意味?)、まぁ、この「ソ連vsアメリカ」を「日本vsどこかのぜんぜん知らないくせにばかにしてる国」、と思ったらいいのでは。温度の暖かさとひどい冷え込みというのが、ソ連(当時)の人々にとって肌で分かりやすい「たとえ」だったのでしょう。50年後に日本の選挙ポスターを見たら(「あかるい明日の日本」「****に清き一票を」)こんな感じがするのかな。当時の人々が当然の正義だと信じた○○○思想(それに反するものは「違法」「逮捕」YO)だとか、悪との戦いだと言い張った****侵攻とか。
参考画像、愛国戦隊大日本(左)とフランスファイブより。詳細は、下記リンク先参照
あなたがいちども行ったことのない遠いまち
あなたがいちども行くはずのない遠いまちそのまちで あなたにあった ことがある
そしてまた まったく同じそのばしょで
きょうまた あなたにあうでしょう
上のポエムみたいなののモトネタは、マザーグースのリドル(なぞかけ)だと思います。リチャ-ド・ケネディの「ふしぎをのせたアリエル号」(Richard Kennedy: Amy’s Eyes)にでてたよ……図書館で借りた本で手元にないので正確に覚えてないけど……
アンデルセン物語の部屋の資料室にあるRM(動画+音声)ファイル「アンデルセン物語」エンディング「キャンティのうた」 (1.13MB) を聴いて、連想したのでした。
いつか知らないところで
あなたと あなたと出会ったの
いつか知らないところで
ひなぎく ひなぎくにうもれてあなたが笑うと
お空の お空の雲がお城になったわ
いつか知らないうちに
あなたを あなたを忘れたのいまはどこ?
最後の一行がせつなく意味深長で、いい……。CSで再放送しないかなぁ……見たくなってしまった。しかもなぞの「キャンティ」って妖精だそうで……すべての妖精は距離の4乗に比例する妖力でひかれあう(遠ければ遠いほどひかれる)……「あなたが笑うと」、か……
人形と
喋ります私は
勉強部屋に近づく足音を聞いて
人形をかくします勉強部屋を
硝子窓から
覗いているのは人形です
「あなたが笑い始めると野薔薇の香がしてきます」
蝶のように
人形が消えていった沼から 私は
上がります人形と
喋ります
吉行理恵「希望」よりばっすい
篠有紀子先生のマンガ(たしか「ガラス遊技」という題名)に わたし妖精になりたいな だれもわたしを見なければいいのに
というようなセリフがあって、すごくよくわかると思った(いまもそう思う)。
昔は、そんな場所(現実には)どこにもないんだよ(ネバーランド)って言われたけど、いまは、どこにもない場所があるし。
「あなたはだれ? 花?」
「花じゃないよ 花でも ぼくでも ないよ」
2019年3月27日追記: 参考にした「アンデルセン物語の部屋」には「いつか知らないうちに(キャンティー)/あなたを あなたを忘れたの」と書かれていた。本文中ではそれが引用されている。他の資料では「いつか知らないままに/あなたを あなたを忘れたの」となっている。